30代の専業主婦です。わが家は2階建ての賃貸マンションで、毎年春ごろ、ベランダにアシナガバチが巣を作っていました。大きくて5センチくらいの巣に、1.5センチくらいのアシナガバチが、数匹出入りしています。
ベランダには洗濯物を毎日干しているにもかかわらず、気づいた時には巣ができあがっています。
巣を刺激するとハチが襲ってきて刺されるかと思い、冬になるといなくなるので、 巣を取ることなくそのまま生活していました。何もしなければ、ベランダに出ても、頭の上をブ~ンと飛んでいるのを見るくらいなので、数年間は、ハチが巣を作っても何もせず、ハチも私の家族も共存していました。
祖父母からは益虫だと教えられていたので、刺されることもないと思い込んでいたのです。そんなある夏、洗濯して取り込んだばかりのズボンを履いた時、足に強い痛みを感じました。何が起こったのかわからず、すぐにズボンを脱いで足を見ても、ケガはしておらず、足がだんだんジンジンしてきます。脱いだズボンを見ると、内側にハチが入り込んでいました。
私は気づかないままズボンを履き、足をさされてしまったのです。ハチは弱っていて飛ぶことがなかったので、タオルで捕まえてタッパーに入れ、病院にすぐに行きました。私は幸いアナフィラキシーショックもなく、数時間後には足がビックリするほど腫れ、1週間くらいは傷みも強く、大変な目にあいました。
それ以降、ハチがベランダに巣を作りはじめたら、小さいうちに巣をめがけて、離れたところからホースで水をかけてハチが巣を作らないようにしています。洗濯物を干していると、洗濯物の周りを飛んでいることがあるので、そういう時は、エアコンの室外機の下や壁の隙間、見えない隙間などを探すと、小さな巣を作っていることがあります。
ハチが実際に襲ってくることがなかったため油断していましたが、ハチとの生活圏が重なっていると、洗濯物に引っ付くなど、想像していない危険な目にあうことを学びました。ベランダなど、窓の近くに巣を作っている時は、窓から室内に入っていることがあります。部屋の中を飛んでいる時は、見つけることが出来ますが、布にくっついていたり、カーペットにとまっていたり、弱って床に落ちていたりして、人間の方が気づかず接触して、ハチに刺されてしまうことがあるようです。
どれだけ気を付けていても、しょうがない場合もありますが、ハチに巣をつくらせなければ、ハチの被害は格段に減るので、気を付けたいですね。